先週末は、中東情勢緊迫ということでリスク回避の動きとなり、米ドル円は153円台半ばまで下げましたが、瞬く間に全戻しする結果となりました。
155円手前にして時折大きく下げる場面が増えて来ましたので、LION チャートPlus+で現在の売買ポジションを確認してみました。
米ドル円1時間足チャート [LION チャートPlus+]
米ドル円1時間足チャート [LION チャートPlus+]です。
155円手前では売りが圧倒的に多いと思っていましたが実際はそうでもないようです。
それでも154円付近から徐々に売りポジションが積み上がっているようで、現在レート(154.64円)から下の方が売りポジションが多くなっています。
その反面、現在レート付近では買いポジションが多くなってきています。
みなさんのご承知の通りですが、為替介入警戒感で上値が重くなっていますが、米利下げ観測後退で米ドル一人勝ちの状況です。
「為替はファンダメンタルズに沿って・・・」という報道をよく目にしますが、その通りなら155円は上抜けてしまいそうです。
とは言え、この水準で売るのも買うのもなかなか難しいと考えています。
米ドル円は避ければ良いことなのですが、万が一にも為替介入に巻き込まれればクロス円の買いポジションも危ない状況です。
しばらくは、円絡みの通貨(米ドル円・クロス円)は避けていこうと思っています。
為替介入が入った場合、ドルストレートや他通貨も若干は影響を受けるとは思いますが、米ドル円ほどではないと思います。
来週は、3月米GDP(速報値)や日銀政策決定会合・政策金利発表も予定されていますので、この辺りまではレンジとなってしまうのかもしれません。